第80回例会報告(屋形船)

第80回例会の報告です。
第一部は北品川の会議室にて講演会、第二部は屋形船で忘年会を開きました。

・第80回例会
日時:2019年12月3日(火)

第一部:
場所:PADM B Room
大連視察報告 株式会社アプリクラフト 女井 誠司氏

新入会員講演      レッドインパルス 高橋 健氏

基調講演:
電気通信大学 情報理工学研究科 先進理工学専攻       フォトニックイノベーション研究センター センター長       白田 耕藏 教授
講演タイトル:「量子フォトニクス情報通信技術の開発」
講演概要:

現代社会の基本インフラ技術の一つはレーザー光による光情報通信技術である。レーザー光を様々に操作する技術がフォトニクスであり、光ファイバー技術の発展とあいまって現代の情報通信技術を支えている。更に最近では物質や光の量子力学的特徴をあらわに取り入れて利用する新しいタイプのフォトニクス、量子フォトニクスが次世代の技術として発展している。量子フォトニクスでは情報(量子情報)を伝送するキャリアは通常の光通信の場合とは異なりレーザー光ではなく単一の光子や互いに関係づけられた2個の光子(光子対)である。そのため。量子フォトニクスの要点技術はレーザー光ではなく単一光子や光子対を発生させ制御することとなる。我々は、量子フォトニクスの発展には光ファイバー技術との結合が不可欠であるとの立場から「ナノ光ファイバーによる量子フォトニクス」技術を開発してきた。ナノ光ファイバーとは通信用の単一モード光ファイバーをテーパファイバー化しその最細部の直径がサブミクロン領域に達するものを言う。
ご講演では、ナノ光ファイバー技術の物理的基礎について紹介、その基礎的な着想がどのように量子フォトニクスデバイスに展開できるかについて、更に、その議論を実現するために必要な技術開発について、お話を伺いました。

第二部:忘年会
場所:屋形船大江戸
株式会社アプリクラフト殿、嘉創株式会社殿、アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッドの提供により、芸能人の方々をゲストにお迎えして歌とトーク、そして記念撮影をお楽しみいただきました。

ゲストの福田学長、キャンパスクリエイトの安田氏

新入会員のお二人にご挨拶いただきました。
富山コンピュータ 飯野吉政氏
レッドインパルス 高橋建氏