第66回例会

日時:4月22日 (水)
第一部:16:00~18:00
第二部:18:30〜20:30
場所:
第一部:
AP西新宿 会議室「6S」
http://www.ap-nishishinjuku.com/floor/index.html

第二部:
ITS健保会館(桜華楼)
http://www.its-kenpo.or.jp/fuzoku/restaurant/oukarou/index.html

会費:健保メンバー: 9,000円
ビジター  :10,000円
・式次第(第一部)
16:00:開会挨拶(中村会長)
16:05〜16:35:基調講演&質疑応答
電気通信大学大学院情報システム学研究科 山本佳世子 准教授
「空間情報の利活用のための新しいGISの開発」
16:35〜17:45:会員各社によるプレゼン(募集中!)
17:45〜17:55:会則変更(審議)(青木理事)
平成26年度会計報告(青木理事)
・式次第(第二部)
18:30〜20:30
・会長挨拶
・来賓挨拶および乾杯
・新入会員紹介
・その他製品・サービス紹介

・基調講演の内容
わが国では1995年に発生した阪神・淡路大震災の被害状況のGIS(GeographicInformation Systems: 地理情報システム)を利用したデータベース化を行い,復興計画に対して効果的な情報提供を行ったことから,GISの有用性が認識されるようになった.またGISに関連した法律として,「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)」(2000年)に加え,2007年には「地理情報利用推進基本法」が相次いで施行され,現在では私たちの日常生活の様々な側面での利用が大いに期待されている.
下図に示すようにGISは,デジタル地図を基盤として,データベース構築機能,情報解析機能,情報共有化・提供機能,意思決定支援機能の大きく4つの基本的な機能を持つ.GISはこれらの機能を利用して現実世界と仮想世界をつなぎ,人や社会と密接な関わり合いを持つ情報システムであるといえる.従来はデータベース構築機能や情報解析機能を利用した研究が主流であったが,高度情報化の進展に伴って情報提供・共有化機能がよく利用されるようになった.報告者の研究室では,GISと他の社会情報システムと統合して,さらに新しい機能を備えたソーシャルメディアGIS,ソーシャルリコメンドGISを開発した.
本報告では,わが国の高度情報化社会の進展について述べたうえで,地域コミュニティにおけるコミュニケーション支援のためのシステム,都市型観光地における観光スポット推薦システムの開発事例について紹介する.さらにこれらの成果を踏まえて,報告者の研究開発の今後の展開と課題について述べる.