中野 章
1997.12.17
天気のよい休日は近くの多摩川の堤防を散歩することがある。 河川敷では人々がサッカー、ゲートボールやテニスを楽しん でいる。
そんなある日、ふと妙なことに気がついた。
堤防に小さな標識が打ち込まれており、「ここは多摩川の左岸、 海までxxキロ」と記されている。
それまでの私はテッキリ散歩している堤防は右岸とばかり思っていた。つまり下流に向かって右左を考えていたわけである。
それはいい。自分の智識を入れ変えれば良いことで天地がひっくり返るわけではない。
「だけど、待てよ、ちょっと おかしい」というのは「海までxxキロ」の海「まで」の「まで」である。これは海に向かってである。当然ここは「海からxxキロ」と表現すべきではないか?右岸左岸を海を背にして右左としたのなら、やはり「海から。。。」とすべきではないか?
これ以外にも似たような変な表現の標識がある。それは高速道路や新幹線に乗っている時に目につくことであるが、大きい川を通過する時、ここは何々川ですよと日本語とローマ字の標識がある。問題はローマ字標識だ。日本字が読めない外国人にたいする親切心からきたものであろう。しかしである。表現がどうもおかしい。
例えば「TAMARiver」、「ARA River」、「SUMIDARiver」、「KINORiver」、「MURiver」(鵡川)がある。
「TAMAGAWARiver」、「ARAKAWA River」、「SUMIDAGAWA River」、「YODOGAWA River」等にすべきだと思うが皆さんどうでしょうか?
(もっとも荒川は「ARAKAWA River」に何年かまえから変わっていたようにも思う。)
「そんなこたー どうでもいいじゃねーか」との答えがかえってきそうである。