オービス

今が好き♪

2005.6.8

車を運転する人ならだれでも「オービス」を知っているでしょう。高速道路などに設置されたレーダーによる自動速度取締機の通称です。
近所の若者がこれで撮影されたとのことで、話しを聞きました。警察署に出頭してみると、ごまかしようが無いほど鮮明に顔とナンバープレートが写っていたと言います。中央道は甲府南付近の長い直線部分で、夜間50Kmオーバー、免停処分になりました。

 

このシステムはカメラで写されたことが、赤っぽい閃光で分るようになっているのが普通です。もともと赤外線撮影ですから、撮影時のストロボに目に感じる光は不要ですが、わざわざ可視領域の光を発して違反者に警告し、安全の為、以後の速度違反を抑える効果をもたせています。従って昼間も発光しますから、ピカッときたらおしまい。御用となったのは容易に気が付きます。レーダー感知機など事前に取締機を感知する装置も売られていますが、オービスには色々な速度測定方式があり、地下にループコイルを埋め込んだ誘導型では感知機も反応しません。

また、一見不思議なことに、取締機が設置されている道路には、2・3キロ手前から必ず、自動速度取締機設置路線という看板が掲げられています。飛ばし屋には親切で、ありがたい措置と言えます。ダミーの取締カメラもありますが、看板を見落とさずに減速すればまず安全?です。せっかく、取締機を設置しても、これでは取締りの効果は半減以上だと思いますが、この予告の掲示が義務付けられているというから、えっ!です。肖像権の問題で、犯罪や事故の抑止であっても事前に告知すべきである。つまり、悪いことをすると写真を撮るよ、と前もって知らせなさいとの裁判所の判例があるためです。理屈はそうでも、傍若無人に飛ばしている車をみると、やはり、捕まればいいと思う人は多いでしょう。なんとなく納得がいきません。警察もさぞかし悔しい思いをしているでしょう。